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横山 泰子 教授 : 手品の種

創生科学科の横山泰子です。ようやく前期の授業が終わりました。あとは定期試験さえ終われば、夏休みです。休み中にやりたいことといえば、本作りです。私は今手品史の本を書いているところなので、秋までに何とかまとめたいと思っています。

手品とは、人々が「不思議だ」と感じる現象を仕掛けで作り出すものですから、仕掛けを考え出す科学的発想がなければ成立しません。また、巧妙な仕掛けを実現する技術も必要です。そんなわけで、日本では、科学的発想と技術が成熟した江戸時代に手品文化が花開きます。当時作られたアマチュア向けの手品の解説本は、手品史の研究には大変役立ちます。私は文系の教員として、本を解読しながら、昔の人たちの発想に驚かされています。

手品の種

幸い、日本の手品本は過去のコレクターが収集してくれたおかげで、ある程度まとまったかたちで見ることができます。収集家の一人に、探偵小説家の江戸川乱歩がいます。手品好きだった乱歩が集めた多くの資料は、現在立教大学が管理しています。先日池袋の立教大学江戸川乱歩記念大衆文学研究センターに調査に行き、彼の所蔵資料の写真を撮影させてもらいました。この箱、何が入っているのでしょうね?