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松尾由賀利教授研究室の学生が第22回原子・分子・光科学(AMO)討論会ポスター発表賞を受賞
創生科学科・松尾由賀利教授研究室の学生が、東京大学本郷キャンパスで開催された第22回原子・分子・光科学(AMO)討論会において、2026年6月13日にポスター発表賞を受賞しました。受賞した研究発表のタイトルは「超流動ヘリウム中不安定核原子 84Rb の超微細構造間隔測定に向けた静磁場印加用コイルの最適化」です。
受賞者
納谷 梓(システム理工学専攻 修士1年)
共同研究者
島野 聖也(システム理工学専攻 修士2年)
安田 毅(システム理工学専攻 修士2年)
伊藤 初夏(システム理工学専攻 修士1年)
上野 秀樹(理化学研究所)
松尾 由賀利(創生科学科/システム理工学専攻 教授)
本研究は、理化学研究所の加速器施設で人工的に生成される天然には存在しない不安定核原子を、極低温の液体である超流動ヘリウム中で停止させ、その場でレーザー光を照射して発光スペクトルを精密に観測することにより、原子核内部の構造や性質を明らかにすることを目指す基礎研究です。
今回の発表では、その前段階として、原子が感じる磁場を高精度に制御・評価するための静磁場印加用コイルについて、磁場分布の測定と数値解析を組み合わせた最適化を行いました。精密分光実験の実現に不可欠な基盤技術を丁寧に構築した点が高く評価され、ポスター発表賞の受賞につながりました。
本研究は、レーザー分光、加速器科学、極低温物理という異なる物理学分野を融合した学際的な研究です。すぐに社会実装される研究ではありませんが、未知の原子核の性質を解明するための基礎科学として重要で、複数分野の知識や技術を統合して新たな研究を切り拓く挑戦的な取り組みとなっています。

