福澤 レベッカ 教授
【専攻】
文化人類学
【研究テーマ】
教育と社会階層
文化人類学・比較教育学専攻
私たちの生活から文化を切り離すことは出来ません。生活の最も細かい点(たとえば、食べ物、姿勢、寝る時間)でさえもすべて文化に影響されています。もちろん、アメリカと日本の学校は違います。たとえば、アメリカの中学校には文化祭、体育大会、掃除の時間がないだけではなく、修学旅行もありません。また、大学には入試試験ないし、皆が一斉に始めるような就職活動もありません。この違いはランダムな違いではなく、それぞれの文化のパターンを反映しています。それを調査するために、インタビューをしたり、実際に出向いて観察することによって、日米の学校に見られる違いを研究しています。
- 研究テーマ:日米の中学校と大学の教育の研究環境。生活環境、経済状態、クラブ活 動への参加、アルバイト、大学組織と大学のランキングといった項目が大学生の生活におおきな影響を与えている。研究の目的はこのような要因が大学生のアイ デンティティや考え方、そして卒業後の進路にいかに関与するかを明らかにすることである。
- 最近の著書:Intense Years: How Japanese Adolescents Balance School, Family and Friends 『真剣な時代:日本の若者に見られる学校、家庭、友人のバランスの感覚』
- 主な担当授業:コミュニケーションストラテジー(CS)、科学英語、総合英語、上級英語。CSのクラスでは日常会話の練習をしながら、人類学的な観点から日常生活のトピックについて考えることを中心としています。