創生科学科の概要

【学科名称】
理工学部創生科学科 (Department of Advanced Sciences)
【入学定員】
110名
【学 位】
学士(理工学)
【専任教員】
物質、自然、数理、語学、人文・社会、知能、情報系の専門家など多彩な人材が揃っています。
【教育課程】
基本的な考え方と手法として,科学の礎である物理学と数理学を学びます。
そこで修得した科学的な考え方と問題解決方法を,様々な「フィールド」で活用できるように定式化し,多分野にわたり問題を解決できる統合力と汎用力を身につけます。展開する4フィールドは「極大世界」としての“自然”,「極小世界」としての“物質”,「社会的世界」としての“人間”,「人間の情報処理の過程」としての“知能”があり,ここでは,宇宙,量子,ナノ,心理,環境,言語,情報を深く学ぶことができます。また,語学に力をいれるなど,社会で求められる情報発信力,コミュニケーション能力を高めます。
【養成する人材像】
理系,文系を問わない広い分野に進出できる能力と意欲を持つ理系ジェネラリストを育てます。理系ジェネラリストは,最先端の理系技術者,IT技術者でありながら,いわゆる理系と文系の接点で活躍できる能力を兼ね備えた人材です。理系と文系を融合できる,技術系商社マンや大規模プロジェクトのコーディネータ,サイエンスライター、科学解説員など,今までにないタイプのスペシャリストとしての活躍が期待されます。
  • Study Point1

    従来の理系分野を超えて活躍できる「理系ジェネラリストを育成」

  • Study Point2

    諸科学のコアとなる物理学・数理学を、その根源から学ぶ。

  • Study Point3

    「科学のみちすじ」をあらゆるフィードで応用できる力を養成。

創生科学科ではさまざまな科学のコアとなる物理学と数理学を根源的な部分から学び、このことにより「科学のみちすじ」と呼ぶ科学的問題解決の方法・理論を習得します。さらにこの手法を物質、自然、人間および知能といった各フィールドで応用し、実践する能力を養成し、従来の理系分野を超えて理系・文系の接点で活躍できる、「理系ジェネラリスト」を育成することを目指しています。

柔軟な問題解決能力を身につけた創生科学科卒業生は、幅広い分野で社会のこれからを担い、大きく羽ばたいています。

進路選択も幅広く、
社会で活躍する
理系ジェネラリスト。
  • 企業や官公庁の戦略スタッフ、起業家
  • 国際的企業の総合職、企業間や企業内で活躍するコミュニケーター、コーディネーター、インタープリター
  • 社会への情報発信や社会的対話を進める生産部門の技術者、IT情報技術者、調査・分析スタッフ
  • 中学・高校教員、科学コミュニケーター
  • 大学院進学、研究者 など

創生科学科卒業後の進路(2017年3月卒業生〜2019年3月卒業生)

進路

就職先

主な就職先(2017年3月卒業生〜2019年3月卒業生)

メーカー
(株)日立製作所/パナソニック(株)/日本電気(株) (NEC)/キヤノン(株)/富士通(株)/大崎電気工業(株)/理想科学工業(株)/森永乳業(株) 他
ソフトウェア・情報
(株)エヌ・ティ・ティ・データ (NTTデータ)/(株)富士通エフサス/日本ユニシス(株)/NECソリューションイノベータ(株)/(株)日立システムズ/三菱UFJインフォメーションテクノロジー (株)/明治安田システム・テクノロジー(株)/TIS(株) 他
運輸・通信・建設
東日本電信電話(株)(NTT東日本)/東海旅客鉄道(株) (JR東海)/スカイマーク(株)/五洋建設(株) 他
金融・商社・サービス
日本銀行/(株)千葉銀行/三井住友海上火災保険(株)/(株)NTTファシリティーズ/アクセンチュア(株)/(株)帝国データバンク 他
公務員(独立行政法人含む)
国土交通省/東京都/東京都世田谷区/国立印刷局 他
教員(数学・理科)
東京都/神奈川県/埼玉県/他 私立中学・高等学校

理工学部 創生科学科 沿革

2008年4月
工学部を理工学部と生命科学部の2つに分割。
2011年4月
  • 物理と数理を根源的な部分から学び、科学的問題解決の方法、理論を修得することを目的として、理工学部に創設。
  • 真理の探究の「理」をめざし、ものづくりの「工」学科と連携し、理工学部の両輪が完成。
  • 工学部のシステム制御工学科の後継としての位置づけもあり、同学科の同窓会と連携。
2015年3月
第一期生 卒業
2016年4月
大学院は理工学研究科 システム理工学専攻 創生科学系に名称変更

大学院は、自然科学研究機構国立天文台、JAXA宇宙科学研究機構と連携
大学院の協定を結んでいます。 今後、理化学研究所とも連携する予定です。