小宮山 裕 教授
【専攻】
観測天文学、銀河天文学、天文観測装置開発
【研究テーマ】
近傍宇宙で探る銀河形成進化・初代天体・観測的宇宙論、先端技術を用いた天文観測装置の開発など
【詳細】
私たちの研究室では、詳細を調べることができる近傍の天体の観測を通して、銀河形成進化・初代天体などの研究を行っています。
観測天文学は、
- 興味深い天体・現象をどのように観測するかを「考える」
- 観測するために必要なモノ(観測装置)を「作る」
- 観測を実行し、得られたデータを詳しく「調べる」
という3つのフェーズを経て進展しています。私たちの研究室ではこれら3つすべてのフェーズを研究の対象としていて、例えば、次世代宇宙望遠鏡の構想を「考える」、すばる望遠鏡用にCMOSセンサーを多数並べたカメラを「作る」など、様々なテーマを設けて研究を行っています。そして、すばる望遠鏡などを使った観測によって
- 近傍銀河を星の集合体としてとらえ、星の観測から銀河の形成・進化を明らかにする
- 星やガスを手がかりとして近傍宇宙の天体から初期宇宙の姿に迫る
といったことを「調べて」(研究して)います。
このように、研究室全体として観測天文学のすべての側面を学び、研究を進められることが私たちの研究室の特長です。また、観測技術のブレークスルーや新しいアイデアを取り入れ、新しい研究にも取り組んでいきたいと考えています。