カリキュラム

広範な基礎的知識の獲得を目指し、理系教養科目である物理・数学を専門科目として必修としています。また、英語および第二外国語は3年次まで必修です。

1〜2年次、カリキュラムの一例

専門講義科目

  • 創生科学入門
    科学的考え、取り扱いの入門、加えて、基本であるデータ、数値の取り扱い、そのレポートの仕方について学習。
  • 物理学基礎 I、II、III、IV
    物理の基礎であり、歴史でもある力学と電磁気の学習。思考、数学の歴史も重要なテーマとして扱う。
  • 多変量解析
    統計的に多変量データを扱う主成分分析、因子分析、クラスター分析を学習。また、実地データを利用し演習・解析ソフトも習熟する。
  • 科学哲学
    科学の歴史および物理学、生物学、人文・社会科学等を哲学的に考察する方法と結論について学習。
  • 社会と知能
    知識の意味や知識の表現について学習。技術者・研究者としての基礎的な社会的視野の形成を、目標とする。
  • 科学実験リテラシー
    科学実験の基礎となる統計学の考え方、ならびに誤差や有効数字などの概念、そしてデータ処理や作図の技法について学習。

実験実習科目

  • 創生科学基礎実験 I、II、III
    物理、電気の実験を行なう、原理・現象、測定法の理解、データの取得・整理解析、レポートの作成を学習。
  • 創生科学基礎演習I、II、III
    知的操作アルゴリズムの設計手法を錬成、計算量の概念を理解、処理効率を意識し、設計方針・設計手法を選択する能力を育成。

3〜4年次、カリキュラムの一例

それまで培った基礎力を、現実の問題にどのように適用できるかを、実例・実践を通じて体得していきます。3年次では引き続き、英語、第二外国語の履修を必修とします。

語学教養科目

  • 語学中級リーディング・ライティング
    学科専任教員が中心となり、1・2年の教養科目語学のスキルアップを図る。

専門講義科目

  • 知識創造
    知識処理の手続き言語を使った開発を念頭に、開発計画の立案・実施・計画と実際の違いを理解する。
  • データ発見と仮想天文台
    観測データベースを連結する仮想天文台による網羅的な大量データ解析により、今まで見えなかった新しい科学を取り出す技術を学ぶ。
  • 人文・社会リサーチ方法論
    統計技法を人間フィールドへ適用するための分析・研究方法を学習。社会調査モデル等についてグループワークを交え検討。
  • 時空間構造と座標系
    モデリングの原点である座標時間軸の設定をはじめ、時間の非等時性、相対論の考慮などについて統一的に学習。
  • 横断型科学手法
    創造性の獲得に必要な考え方やそのトレーニングのための行動指針、システム的思考などについて学習。
  • 人間・環境科学分析
    生体システムとしての人間の恒常性維持に着目し、人間と気象、衛生、ストレス等の環境の相互作用を適応の観点から考える。
  • 宇宙科学計測
    宇宙から届く電磁波が、天体のどのような情報を運び、どのように計測するかを学ぶ。
  • 行動科学計測
    人間行動のデータを収集し、計量的に分析する行動分析、テスト、社会調査法などについての講義と実習。
  • メディアインタラクション
    人間と計算機のインタフェースに用いられる技術、人間-計算機インタラクションの原理や原則、人間による認知や反応について学習。

実験実習科目

  • 創生科学実験 I 、II
    自然・物質、人間、知能分野のテーマの実践。原理からリポートまでの一環を学習。
  • PBL
    問題解決型授業。グループで自然、実社会の課題を扱う。問題発見、手段・アイデア・計画の能力、議論・発表、組織運営力の向上を図る。