法政大学 理工学部 創生科学科 | 資料請求・入学案内

教員からご担当者さまへ

自らの究めたい道を、自らで見つけます。
道を究め、新たな創造に挑みます。


福澤レベッカ 教授人間の原理を学び、課題の本質に気づける目を鍛える。
私の研究分野は人類学に近いといえます。社会の中にある、人間の行動パターンを探っていきます。人間の行動は非常に複雑ですから、因果関係がはっきりしていない場合や様々なバイアスが掛かっている場合も多々あります。それらを考慮しながら、いかに客観的に観察し、行動の裏に潜んでいる原理を抽出するか。そのための方法やプロセスを学んでいくのが授業の狙いです。このプロセスが実は非常に重要です。現象をデータにする前のテーマ設定や問題定義の段階から関わることは、自ずと複雑な事象を様々な視点から俯瞰・観察し、自分自身で体験し、そして問題解決の糸口を見つける力を養っていくことにつながるからです。世の中のあらゆる調査、書物、トラブルなどにはすべからく様々な要因や絡み合っていることを理解した上で、その本質にまで目を向け、量的な意味だけでなく質的な意味までも汲み取り、適切に表現していく学習。これはやがて実社会で、マーケティングや人事、マネージメントなどにおいて発揮できる能力につながると考えています。人間の原理について考える経験を積んだ創生科学科生たちは、さらには国境さえも超えた活躍ができると期待しています。

福澤レベッカ 教授
主な授業科目:社会科学の方法論


伊藤隆一 教授理系の知識と心理学の経験を、これからの人事に。
心理学は、主に統計学や数を使って人間の心理を探求し、物理学の法則でそれを説明しようという学問です。創生科学科においては、1・2 年で得た統計学などの数学的な知識を、3 年以降で応用していくことになります。私の専門の産業心理学の分野を中心にして、データがどう用いられ、理論が作られるかということを学んでいきます。心理学を学習することで、人間が分かる、病を治せるという漠然としたイメージを持っている学生が多いのも実情ですが、実際には段ボール1 個分の膨大なデータを分析した結果、得られるのはわずかひとつの表だったりする。そうしたことも含め、学生たちには経験を重ねてほしいと思います。創生科学科においては、関心の軸足は人文社会系にありながら、理系の基礎知識をしっかり持っている。そのような総合職が育つ土壌があると考えています。人事や経理などは、かつては専門職でした。現代ではたとえば、理系の人材の採用や配置に関して、数学・物理などの理系の素養を持つ人事担当者があたることができれば、より適正が保てることでしょう。常に広い関心と視野を持ち、やがてそのような役割を担える力を磨いてくれることを、学生たちには期待しています。

伊藤隆一 教授
主な授業科目:パーソナリティ


三浦孝夫 教授現象から、核となる原理原則を自らつかめる力を、今こそ。
専門はデータベースおよびデータマイニング。膨大な情報を一定の形式で蓄積したものがデータベースで、逆に雑多な情報から共通項目を見つけるのがデータマイニングです。雑多な情報、特に文書や文字列の数学的な特徴を確率で捉まえられるかどうか。現象から共通的な原理を捉まえることがこの学問です。山のようなデータから、傾向や情報、役に立つ知識を抽出する「理論」。これを獲得させることを、学生たちには教えています。これまでの工学部では“ものづくり”、つまり同じ物でも品質や生産効率をいかに上げ、いかに安くするかを、最重要視してきました。しかし、ものづくりのポイントが規格化された昨今、かつて日本の強みだったカスタマイズが不要になりつつあります。そこで代わりに現れた概念が“ことづくり”です。ニーズを掘り起こすイベントを作りから始めようという考え方です。そのためには「原理」を十分に理解し、その原理を物に変換できるフレッシュな視点を持つこと。そして、ものづくりの背景までもが閃くようなアイデアマンであることが求められます。さらには、すべての過程を俯瞰で見られるプロジェクトマネージャーのような人材が必要でしょう。そのような人物を育てることが、私たちの重要な役割なのです。

三浦孝夫 教授
主な授業科目:集合知能