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七夕講演会が開かれました

七夕講演会受付の様子

七夕講演会受付の様子


 旧暦の七夕に近い8月3日(土)、創生科学科主催の七夕講演会が小金井キャンパスにて開催されました。今年は、国立天文台准教授でアルマ望遠鏡のプロジェクトに携わる伊王野大介先生を迎え、約1時間半、宇宙に関心のある多くの来場者が講話に耳を傾けました。写真は、受付の様子です。
 「アルマで見えてきた天の川の起源」というタイトルで、アルマ望遠鏡の最新の成果を加えながら「私たちが見ている天の川は何か」からアルマ望遠鏡で観測しようとする星形成銀河までが語られました。銀河の成長や星の形成については銀河の衝突を「星の工場」に、多くの星が生まれた100億年前を「宇宙のベビーブーム」とイメージしやすく言い換え、また、どら焼きを取り出して我々が住む天の川銀河を例えるなど聴衆の笑いを誘いながらの説明がなされました。
 講演会の後半では司会の本原顕太郎先生も加わり、来場者からの様々な質問への回答が行われました。「まさに我々が知りたいことです」との回答がなされるような質問が幾つかあったことも印象的で、まだまだ宇宙への疑問は尽きることがないようです。また、「アルマは何が特別なのか」という質問に対しては「水蒸気に弱いサブミリ波を標高5000mと特に高い砂漠地帯で観測できること」との回答がなされました。今後もアルマ望遠鏡でしか得られない発見に、注目したいところです。

上記の文章は、当学科4年の石橋沙也花さんによるものです。記して御礼申し上げます。